My hand-made nest
留学生をターゲットとしたZineに掲載したコラージュ作品です。カササギは針金ハンガーや網など人工物を巣作りに利用し、都会の環境に上手く順応することで知られています。そんなカカサギの巣作りを通して、慣れない環境に少しずつ慣れようと日々努力している私たち留学生に、新天地での生活の楽しみ方を提案する作品を制作しました。私はこの大学生活の中で何度も環境の変化を経験しています。始めはマレーシアの大学に留学し、その後ロンドンの大学に編入、そして卒業し、現在はグラスゴーの大学院で学んでいます。環境が変わるたび、少しずつ現地の文化や生活様式を取り入れて馴染めるよう努力してきました。新しい自分に生まれ変わる、のではなく、自分の今までの経験や性格と新しい環境で得たもの達を組み合わせながら、できるだけ心地よく過ごせるように自分だけの巣を作ってきたのです。自分のアイデンティティを表現するため、日本の伝統文化であり「繋げる」という意味を持つ水引きを表現する線を使い、新しい土地での文化や経験をつなぎ合わせる様子を表現しました。こちらのコラージュは、他4人の学生と制作したZine「Flow of Time」に掲載しました。収録されている各々の作品の共通点、「時間の流れ」をタイトルとし、そのコンセプトを強調するためカレンダーのようなデザインを採用しました。表紙や全ページ共通のあしらいなどZine全体のデザインも担当しました。