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Spring and Asura


Master Year 1 (2024)
インスタレーション


宮沢賢治氏の「春と修羅」(Spring and Asura) という心象スケッチ(詩)を、美しく内包的な性質を持った「文学」という形式を残しつつ、より相互作用的で、人々を詩の世界に引き込むインスタレーション作品に変換しました。「文字」は情報を伝達するだけの単なる道具ではなく、より感覚的に、人々に感情を思い起こさせるビジュアルアートです。具体的な情景を映像として提示することはなく、人々に自ら頭の中で想像させ、またその情景を思い思いに描かせます。フィルムシートに印字された文字は透明で、はっきりと見えることもあればそうでもない時もあり、好きな時に読もうと思えば読めるはずの「文字」に対する私たちの認識に疑問を堤します。フィルムシート上の文字は太陽光に照らされることで壁にはっきりと映し出され、それは宮沢の「心象スケッチ」と呼ばれる独特な詩作方法を表しています。彼は彼の詩を「詩」と呼ばず、「心象スケッチ」であると考えていました。単に自分自身と向き合いその心象を書き残していたのではなく、自分自身は単なる事象と捉え、より広い宇宙や自然、またそれらとの関係から自分自身を認識しようと試みていたのです。太陽光に透かして映し出された文字を通じて、鑑賞者に人間と自然界との関係を考えさせ、また、自然と一体となって自分自身や世界を考え詩を書く宮沢独特の考え方を提示します。





Spring and Asura


Master Year 1 (2024)
インスタレーション



宮沢賢治氏の「春と修羅」(Spring and Asura) という心象スケッチ(詩)を、美しく内包的な性質を持っ た「文学」という形式を残しつつ、より相互作用的で、 人々を詩の世界に引き込むインスタレーション作品に 変換しました。「文字」は情報を伝達するだけの単な る道具ではなく、より感覚的に、人々に感情を思い起こさせるビジュアルアートです。具体的な情景を映像として提示することはなく、人々に自ら頭の中で想像させ、またその情景を思い思いに描かせます。フィルムシートに印字された文字は透明で、はっきりと見えることもあればそうでもない時もあり、好きな時に読もうと思えば読めるはずの「文字」に対する私たちの 認識に疑問を堤します。フィルムシート上の文字は太 陽光に照らされることで壁にはっきりと映し出され、 それは宮沢の「心象スケッチ」と呼ばれる独特な詩作方法を表しています。彼は彼の詩を「詩」と呼ばず、「心象スケッチ」であると考えていました。単に自分自身 と向き合いその心象を書き残していたのではなく、自分自身は単なる事象と捉え、より広い宇宙や自然、またそれらとの関係から自分自身を認識しようと試みていたのです。太陽光に透かして映し出された文字を通じて、鑑賞者に人間と自然界との関係を考えさせ、また、自然と一体となって自分自身や世界を考え詩を書く宮沢独特の考え方を提示します。